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2011年5月11日水曜日

大船渡より・その2

ゴールデンウィークに再び大船渡に帰省した義兄より、昨夜メールがきました。

『8日に東京に帰って来た。
 率直な感想は、街は一ヶ月前とほとんど変わっていなかった。
 
 避難所で出入りする叔母に聞いた話だが、家を流された人達は避難所で何もせず、一日を過ごすだけらしい。
 完全に家がなくなり、職場も同様であり何もすることはないのである。

 背後には、外は瓦礫の上に非常に細かい砂が堆積していて風で舞っている。大量に吸うと肺炎になる危険があると報道されていた。
 年老いた叔母などは、若く元気な人達が無気力になってしまうのではと心配していた。(すでになりかけているようにも見える・・・)

 今とにかく必要なのは雇用だと思います。
 だけど何も出来ない自分がいる。
 なんか津波を利用した逆転の発想の起業はないかなと考えている。

例えば
 1、壊れた家電を集めてレアメタルを回収する工場をつくる。
 2、古民家が多いので、使用していた材木を回収し売る。
 3、プレスされた状態まで変形した乗用車などをオークションに出す。
 4、JR大船渡線の設備(壊れた遮断機・レール・枕木・車両など)をオークションに出す。
 5、材木加工工場の製品を乾燥させて売る。
 6、いま魚が臭い、集めて沖に捨ててくる(魚のえさにする) 
 7、瓦礫?いや、お宝だろ! 瓦礫を分別する仕事。
 8、ほぼ壊滅状態の大船渡線(気仙沼~大船渡)を自治体で工事を請け負う。
 
 そうすると飲食店が増え、飲み屋も増える。→街が活気付く。
 恒久対策はその後考える・・・。
 
 一方父方のお叔父の家は一階部分が津波によって破壊されたが修復すれば住めるようなので、床下に溜まった泥と海水をすくい取り、その後高圧洗浄器で洗浄したりしていた。
 毎日が大変だったけど充実していた。

 何とかしなければと毎日思うよ。」

被災地の様子の報道がどんどん減っていく中、現地の生の様子を伝えてくれる彼の言葉は貴重です。
具体的なアイディアを考えているのがすばらしいよ。

人間、自分にはやることがある、誰かの役にたっているという実感がないと、元気はでない。
逆に、小さくても打ち込めることがあれば、力も元気も出てくる。

義兄の友達で、元気のある男の人たちで、何かビジネスを始められるといいのに。
そのためには、資金が必要だけど、そんなお金こそ、ぜひとも行政に融資してほしい。
でも国のやることを待ってたら、ずっと何もはじめられないのだろう。

義兄には、何か具体的なことで、資金が必要になったら、遠慮なく言ってねと返事を書きました。
私たちに出せる資金なんて、微々たるものだけど。
お金持ちだったらよかったのになあ、と子どもの夢のようなことを考えたりします。

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